ワーキングメモリってようするに何なのか自分なりに考えた 前編
ADHDのことを調べていくと、ワーキングメモリという言葉が頻繁に出てくる。
ADHDはワーキングメモリが足りないといったネガティブな内容の記事ばかりだ。
僕は深く考えずに、その言葉を使っていた。
「ワーキングメモリが足りない奴=要領悪いヤツ」のことだろって思い深く調べる事をしなかった。
多分間違っては居ないんだろうけど、あまりにも大雑把に括ってしまっている。
今回は自分の勉強も兼ねてわかりやすくワーキングメモリについて書いていこうと思う。
ワーキングメモリとは何ぞや?
具体的にワーキングメモリとは何なのか、よくわからない時はとりあえずwikiを見てみるのが物事の調べ方だろう。とりあえずwikiを見てみた。
ワーキングメモリ(Working Memory)とは認知心理学において、情報を一時的に保ちながら操作するための構造や過程を指す構成概念である。作業記憶、作動記憶とも呼ばれる。ワーキングメモリの構造や脳の関連部位を調べる研究が多数行われている。一般には、前頭皮質、頭頂皮質、前帯状皮質、および大脳基底核の一部がワーキングメモリに関与すると考えられている。
・・・なんだか難しい言葉がならんでいてよくわからない。日本語でお願いします。
いつもの僕なら、そっとブラウザを閉じてゲームでもやるところだが、それではワーキングメモリの事について何も判らないままなので自分なりに言葉を分解していく。
ワーキングメモリとは情報を一時的に保ちながら操作する為の概念だ。
とりあえず、難しい言葉を取っ払ってみたら、何となくだがわかる気がしてきた。
それでもまだ小難しい気がするのでわかりやすそうな言葉に置き換えていく。
「ワーキングメモリとは情報を一時的に置いておく場所の箱だ」
だいぶしっくり来たんじゃないかな?
それでも文面だけでは限界があるので管理人の下手くそな漫画で説明しよう。
普通の人と、ADHDとのワーキングメモリの差を頑張って表現してみた。
まずは普通の人のワーキングメモリを見てみよう。
買い物の途中でおばちゃんにつかまった普通君だったが、普通の人はこれくらいならワーキングメモリで記憶できるので、なんなく無事におつかいをこなすことができましたた。というお話。
次にADHDの人のワーキングメモリについて見てみよう。
ADHDのエディー君はマシンガントークマシンである、たかし君のおばちゃんに捕まって何を買うのか忘れてしまいました。おつかいに失敗して怒られちゃったってお話。
これだけならよくあるお話で済んでしまうかもしれないが、そう済まさずにワーキングメモリとの関係を見ていこう。
おばちゃんにも柔軟に対処したフツーくんの頭の中はこんな感じ。
ADHDのエディーくんはこんな感じかな。想像だけど。
ただ、これだとADHDの人は短期記憶領域が少ないから忘れてしまったと思われるかもしれない。確かにそれもあるしれないが、実際には注意配分能力が低いから買い物リストを忘れてしまうともとれる。
容量が少なくともおばちゃんの話を優先せずに買い物リストの記憶をとっておければ良いわけで、これは注意力が散漫だからという話にもなる。
結局のところ、「ワーキングメモリがあれば両方覚えられるし、注意力があれば重要なほうを覚えていられる」のかなと思うそしてADHDはどちらもないのだろう・・・。
長くなるので後半に続きます。