ADHDだからといって自虐ばかりせずに工夫して補うことを考えよう
今更だが、ADHDとは英語でAttention Deficit Hyperactivity Disorderの略でつまり、集中力がない、じっとしていられない、考えなしで行動してしまうそんな障害らしい。
少なからず大人になるに従い、じっとしていられない症状は治まるはずなので、あまり問題はないだろう。
主に社会に出て問題となるのは「集中力がない」、「考えなしで行動してしまう」の二つの症状ではないだろうか。
例えばこんな時はないだろうか?
・単調なデータ入力作業をしなくてはならないとき、1つ飛ばして入力したり、前後を見間違えて入力してしまう。
・物を動かそうとしているとき、急用で呼ばれてどこに物を置いたかわからなくなってしまう
・1日の仕事のスケジュールがわからなくなり、何かをやり忘れてしまう。
・電話応対の時に1部分抜け落ちてしまう。
数えればきりがないほどに色々でてきそうだ。もちろんこれらは症状がない人でも十分起こり得ると思うが、ADHDの人がこういったミスを多くするのは間違いない。
あなたは一つ一つのケアレスミスを改善していますか?
僕が自覚症状が判って一番よかったと思えるのは改善策が考えられるようになったことだ。
自分はADHDだから仕方ない。他人に劣っても仕方ない。
もちろんどうにもならないことは沢山ある。だけど、工夫次第で普通の人以上にできることだって沢山ある。
・単調なデータ入力作業をしなくてはならないとき、1つ飛ばして入力したり、前後を見間違えて入力してしまう。
紙を印刷するなり、コピーするなりして入力したところはマーカーで塗っていけばいいし、見直しすればADHDだって人並み以上にはできる。
・物を動かそうとしているとき、急用で呼ばれてどこに物を置いたかわからなくなってしまう
呼ばれたときに落ち着いて、いったんその場面を頭にインプットしておけばいい。
そういった習慣をつけておけばミスは格段に減らせる。
・1日の仕事のスケジュールがわからなくなり、何かをやり忘れてしまう。
まずやることがたくさんなるならメモ等に一日のやることを箇条書きしておけばいい。頭の中で覚える行為自体が無駄。
・電話応対の時に1部分抜け落ちてしまう。
伝言を頼まれた場合等は、まず聞き逃したものは相手にもう一度聞いて復唱すればいい。それでも相手の活舌などが悪くて、名前がよくわからなかったら会社名だけでも覚えておけばいい。
用件もピンポイントピンポイントでメモしておいて担当者に話せば大方伝わるだろう。
ADHDのケアレスミスは工夫次第で改善できるところは沢山ある。
ミスを自虐するのではなく、工夫で補って評価を下げないようにしたいところだ。