大人になる前に発達障害の自分にできないことを整理していこう
無駄なことだが、人生を振り返ってあの時こうしていたら、と思うことが多々ある。
いや、正直な話だがトラウマのオンパレードだ。
こんな簡単なこともできないのかと見下されたり、なんで皆できてるのにできないの?と問いかけられたり、無駄に同情されたり変な目で見られたり。
ADHDのオフ会があるとすればきっと、トラウマあるあるで盛り上がることこのうえないだろう。
なぜか入ってしまったテニス部お話
僕が中学生だった頃、よせばいいのにテニス部に入った。
その頃から運動神経なんて何もなかったのになんでテニス部になんかはいったのだろうか。
きっと見栄を張りたかったのだと思う。それに心の中で自分でも努力すればという甘い希望があったのかもしれない。
スポーツアニメや漫画などの影響もるだろう。
男に産まれてきた以上、少年がスポーツに憧れるのは無理もないことだ。
案の定、僕はみんなと同じ練習をしているのに周回遅れもいいところの、まさにテニス部の底辺的存在となった。
とはいっても、そこは中学の部活。
ひとりずばぬけてできなくても、チームメイトと同じ練習はさせられる。練習試合もあれば参加しなくてはならない。
そしてついにその日はやってきた。
初の練習試合。結果は散々
スーパー足手まといの僕でも一応は部員。
一人だけ練習試合にださないというわけにはいかなかった。
僕が入っていたのは軟式テニスだったので、ダブルスが基本形式だ。
入って間もない1年生だから、じゃんけんで適当にチームが決められた。
僕と同じチームになった子は顔は曇ったが、その時点では表にださずにいてくれた。
試合がはじまってみると、スーパー足手まといの僕はミスを連発し、サービスは入らず、まさに役立たず、というか、いないほうがましなんじゃないだろうかというくらいの活躍をした。
僕はそれでも自分なりに頑張ったんだと思うけど、相方もついに我慢の限界だったらしく、「リアルに石を投げられた」そして・・・相方は「悔し泣きをしていた」。
このとき自分も泣いてもおかしくない状況なはずだったと思うが、妙にあっけらかんとしていた。
僕はこの時やっとわかった。それはホントはもうとっくにわかっていたことだけど、見て見ぬふりをしてきたこと。
「どんなに頑張っても、自分にはできないことがあるんだ」と。
もしも発達障害に悩む学生がこのブログを見ていてくれたら
きっとどこかで苦労していると思う。
もしかしたら鬱鬱として、碌なことがない日常かもしれない。
僕も色々なトラウマを背負っています。このエピソード以外にも沢山。
そんな中で、「自分が人並みにできないこと」を整理してきたんだと思う。
意図的にやったことではないけど、失敗を糧にして。
そして僕は人並みにできないことはもう諦め、自分ができそうなことでとりあえず、お仕事をなんとかしています。
もちろん、むやみにトラウマなんて作りたくないだろうけど、「失敗しないと自分ができることかどうか」すらわからない。
僕は碌な人生歩んでいないし、これからも歩めないだろうけど、同じ土俵に立つものとしてアドバイスをするとすれば、大人になるまで自分の特性を見極めて、自分が生きていく道を探すのがいいんだと思う。