ADHDはプログラマーに向いているのか?プログラマーだったADHDの僕が考えてみた
発達障害の向いている職業等をネットで検索すると、ADHDの向いている仕事としてプログラマーが含まれるいることが多い。
でも逆に向いてないとされる記事も多く、結局のところ、どっちなんだよと思う方もいるだろう。
僕は一応、名乗っていいのかは判らないレベルだけど、プログラマーが最初に就いた仕事。何故、わざわざブラックと巷で定評がある、SE・プログラマーという修羅の道を選んだかというと、何かを作るとする作業が好きだったからだ。
それに逆に言えば、それくらいしか自分には人並みに出来そうになかった。
なので、そんな視点からADHDがプログラマーに向いているのかを僕なりの持論で書いていく。
自分で何かを作るということが好きな人は向いていると思う
結論から言えば、何かを作ることに喜びを感じられる人がなるべきだ。
勿論、プログラマーはクリエイティブな仕事なのかは言いきれない部分も沢山ある。
それでも、プログラミングや資料作りはコピペだけではできない。
「自分で考えて、自分で想像して、形の無いものを形にしていく」。
それが楽しいと感じる人なら僕はそれだけで向いているんじゃないかと思う。
僕も昔から何かしらのモノを作る遊びが好きだった。
自分の頭で考えたことを何らかの方法で具現化していく、それは「必ずしも正解がない自由が利く遊び」。
自分にとっては、こんな遊びだった。
・レゴブロック
・作文
・お絵描きや漫画
それが人よりは得意で、それが僕の数少ない長所と言うことは、幼い頃からぼんやりとだけど、わかっていた。
特にレゴブロックなんか、限られたパーツでガンダムみたいな関節がちゃんと動くロボットを作ってたし、なんか無駄に才能があった。全く役に立たないけど。
ざっくり言うと、プログラマーが向いている可能性がある人はまず、形が無いものを形に変えていくことが好きな人なんだと思う。
でも、それが好きであっても、肝心なプログラミングが苦手なパターンもある。
興味がある人はパソコンが無いならとりあえず用意しよう
なんとなく上記に俺は当てはまりそうだぜ!プログラマーにも興味がある!って人はとりあえず、パソコンを用意しよう。
このブログ見てんだから、パソコン使ってるにきまってるじゃん!と思う人もいるだろう。
今の時代はスマホとタブレットがアクセスの7割を占めるくらいで、パソコン持ってないし、触ったことない人でもブログを読んだり書いたりしている人はたくさんいるのである。
とりあえず、上記の人でプログラマーには何か興味があるんだけど・・・って人はパソコン買ってみるのもありだと思う。
タイピングだけでも出来るようになっておけば、いざパソコンを使わざるおえなくなったときに役に立つし。
パソコン初心者さんなら【FRONTIER】 みたいな「BTOショップ(通販)で予算は5万円くらいのノートPCをチョイスすればいい」。
というのも、街の家電量販店でパソコンを買うと、メッチャいらないわけわからんソフトが盛りだくさん入っていて、しかもその分、きっちりと高いのだ。
あと、NE〇だろうが、Pana〇icだろうが、S〇NYだろうが、基本パソコンの性能差ってメーカーではないから。ブランド力の差と価格の差があるだけで。
その点、BTOショップのパソコンはいらないソフトは入っていないから、とにかく性能の割にコスパがいい。
なのでパソコンを買うときはBTOショップがおすすめです。
実際にプログラミングをやってみるには
とりあえず、パソコンを用意したって人は何らかの方法でプログラミングを学ぶ必要がある。
極論から言えば、独学でもなんとかなるんだけど、とっつきやすさとしてはやはり人に教えてもらうほうがいい。
独学だとワケわからん!ってなって投げ出してしまう可能性があるので。
人に教えてもらう主な方法としては、
・学生なら情報処理系のコースに進む
・無職なら職業訓練校に通う
・社会人ならお金を出して教えてもらう
・まったく経験ないけどプログラマーとして採用される
等が主なパターンかな。
僕は学生の時、情報処理系のコースだったので、そこで基礎を学んだ。
無職のあなたは絶好のチャンスで、無料で教えてもらえる可能性があるどころか、失業保険を貰いながら、教えてもらえるチャンス!
社会人でお金を出して教えてもらうパターン。
昔なら、どこかの専門学校に忙しい日々の合間に通ったりしないと行けなかったんだろうけど、そこは今の時代、インターネットでカリキュラムを受けれたりする。
無料体験もあるみたいなのでやってみるのも手かもしれない。
そしてそして、最後のまったく経験ないけどプログラマーとして採用される。
これを選ぼうとしているあなたは相当なギャンブラーですね?
まず、プログラマーは未経験でもなれるのかと言われれば、なれる。
なったうえで、研修とかで学ぶことはできるのか?と言われれば、できる。
なので、いきなり一か八かやってみるぜ!ってのもありと言えばあり。
ただ一つ心配なのが、適性があるかどうかだ。
正直、プログラミングというものはとことん向いていない人には向いていない。
たとえば、こんな感じのコードがあったとする。
z = 5
x = 1
y = 0
z = y + x
この数式の羅列、プログラミング的にZの最終値は何かというと「1」なんだけど、これが何で「1」になるのかわからないという人がいる。
学生時代、授業を一緒に受けた友達は、発達障害ではないと思うんだけど、Zの「5」はどこいったのか?彼はそこに集中してしまう人だった。
彼は高校は進学校に通ってたし、頭も悪くない。ただ、プログラミングには向いていないらしく、いつもプログラミングの授業を受ける時は大変そうにしていた。
なので、そういった人が自分の適性の無さに気づかずプログラマーには簡単になれたけど、全然意味ワカンネ!となってすぐ辞めてしまっても履歴書が汚れてしまうことになるだけなのでお勧めはしない。
一度やってみて、「プログラミングはよくわかんない部分もあるけど、ちょっとだけ面白いな」と感じるなら仕事にしてもよいかもしれないのです。
既にADHDでプログラマーをやっていて向いているのかわからない人は?
まず、コーディングや資料作成は好き(苦痛ではない)であれば、本当はプログラマー自体は好きだったりするんじゃないかな。
ADHDで注意力がないからバグやミスをしてしまうという人、多分それはどんな仕事でもそうで、僕もそうだけど、これはプログラマーだからという話ではない。むしろコンパイラがミスを指摘してくれる分、他の仕事よりもある意味楽だと思う。(他の仕事も経験した上で)
何故こんなことを書いているのかというと、当時のプログラマーだった自分を振り返って、どちらかといえば、「プログラマーに向ていないと言うより社会生活に向いてない」と言ったほうがしっくりしたからだ。
だから、プログラマーなんて向ていないんだ!辞める!って考えている人はまず、その向いていないと考えているのは、本当にプログラマーという職種なのか考える必要がある。
それが改善できるのなら、無理に辞めたりしなくてもいいわけだから。
逆に、そこが改善できなければ、どの仕事をしても同じ問題はついて回るんだから。
あ、勿論ブラックすぎてもう体も心も限界だって人は考えたほうがいいです。
というか実際はそこが一番の問題だったりするので困りものだ・・・。