ADHD的LIFE

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多くの発達障害が人生を辛いと感じてしまう理由

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発達障害というやっかいな特性を抱えていると、自分の人生が辛いと感じてしまうことも多いだろう。

このサイトに訪れてくれる人も、ほとんどが発達障害に関する悩みや疑問を検索してたどり着いた方々だ。

その悩みは仕事や生き方、人間関係等々、多岐に渡る。今回は、何故多くの発達障害が人生を辛いと感じるのかを考えてみる。

 

平均的な社会人を求められるから辛い

この社会は「平均」という基準でできている。
右利きの人がほとんどだから、マウスは右手で操作するようにできている。
少数派の左利きの人は我慢して右手でマウスを操作するのを馴れるか、左利き用のマウスをわざわざ探して買うしかない。

これは利き手に限った話ではなく、人間の社会では基本的に多数派が優遇されているのだ。

例えば、身近な電車の駅を見てみると、申し訳程度に設置されたバリアフリー、平均的な身長体重に合わせた電車の座席、日本語や英語で案内板は書かれていても、エスペラント語で書かれた看板は日本では見つけられないだろう。

もちろん、それは仕事なんかも同じで、平均的な年収の仕事は平凡な人の能力を基準にして仕事は作られる。

だから、平凡な人は平均的なレールに乗れやすいし、乗ってしまえばそれなりの人生を送ることが出来る。世渡りもうまい。もっとも、発達障害よりはそういう確率がある、という話だが。

それに対して、発達障害という特性は普通の人より、空気がよめなかったり、不器用だったり、注意力が無かったりする。

たまに同じネジでも回りが悪くてイライラすることが無いだろうか?きっと僕たちはそんな存在だ。普通のネジと同じように回すと、ネジ穴を壊してしまうような。

なので僕たちは「平均」や「普通」という大多数を占める土俵で戦ってしまうと負ける可能性が高い。だって発達障害は普通とはちょっと違うから。

まぁ結局のところ、世渡りがヘタクソなんだろう。
人生が辛いと感じるのは、平均的なレールにうまく乗れないで、もがいているからだ。

 

発達障害で人生が辛いと感じるなら少し違うことをしてみよう

平均と言うものに支配されている社会。世渡りがヘタクソな発達障害。

それなら無理に普通というレールに全力で乗ろうとする必要はない。
というか、むしろ普通であることより、普通でないことのほうが成功する確率が高いのだ。無理して普通を続けることがリスクとも言える。

少しだけでも普通の人と違うことをしたほうが、発達障害はうまくいく」と思う。
少しだけというのは本当に些細なことだけでも良くて、例えば、平均的な人は殆ど本を読まないから、少しでも本を読めば、それだけで知識や考え方に差がつくだろう。

大半の人は投資=ギャンブルだと思っていて、どちらかといえば嫌なイメージだろうから、ひたすら銀行に貯金をし続ける。なので投資について少し勉強するだけで、貯金をしか知らない人より資産に差がつく。

コンテンツは消費するものだと思っているから、YOUTUBEやブログを見て暇をつぶす。コンテンツの作り手になるだけで、消費だけしている人より、Webの様々な知識や、自分で情報を発信する楽しさを知れる。

別に、天才的な絵を書くとか、すばらしい音楽を演奏するとか、売れっ子の漫画家になるとか、そんなんじゃなくても、上に書いたような「ちょっと時間の使い方を普通の人と変えるるだけで沢山のアドバンテージがとれたりする」。

人は平等ではないけど、時間の流れだけは平等だから、その時間をうまく使えれば、それだけで、平均的な人より良い人生を送れるかもしれない。

 

平均的でありきたりなものより、個性があったほうが面白い

社員食堂やデパートに併設されたありきたりなラーメンより、個人店が作った個性的なラーメンのほうが、美味しく感じることは多々ある。

もちろん、ありきたりなラーメンは万人に受けるという長所をもっている。個人店の個性的なラーメンは好みが判れるだろう。でもどちらにも価値はあるはずだ。

発達障害は万人に受けるラーメン屋になれなくても、個人店のラーメン屋さんにはなれるかもしれない。

その為には、少しでもいいから、日常の生活に自分が興味があるもの、やってみたいことを組み込むといい。通勤電車の中で30分だけでもいい。会社から帰って寝る前にちょこっとだけでもいい。

その小さな小さな積み重ねが、何らかの形で回りまわって自分の生きる糧となって、やがて大きな花を咲かすこともある。

それが普通の人との差別化となり、自分の付加価値となり、「平均」という社会で生きていく為の武器になるのだ。

なので、同世代がスマホゲーや、バラエティ番組に夢中になっている間に何かをやってみることが大事。

 

以上、多くの発達障害が人生を辛いと感じてしまう理由、でした。