ADHD的LIFE

ポンコツ管理人による世の中にいる5%のポンコツな人達向けの誰得ポンコツブログ

発達障害は会社をクビになってセミリタイアする可能性も視野にいれよう

f:id:owaterune:20171122000408j:plain

発達障害は会社をいつクビになってもおかしくないと思う。

こんなことを冒頭でいきなり書いたけど、今の仕事は運よく、うまくいっている。
上司からの信頼も厚い、周りからの評判も悪くない。

会社の業績はあまり良くは無いし、給料もたいして良くはない。それを差し引いても、おそらく僕が社会人になってから一番うまくいっている時期だと言っても良いだろう。

それでも発達障害はいつクビになってもおかしくないと思うのだ。

 

それはただ運がいいだけかもしれない

今の環境は、ただただ運がいいとしか思えない。

タイミングよく、ハロワで募集していた職種に応募したら奇跡的に受かり、たまたま、優しい上司に恵まれ、性格が穏やかな人に囲まれている。

仕事内容に関しても自分の得意分野で、傍から見ると普通に働けていると思う。それらは僕にとっては本当に奇跡的なもの。

もちろん、それらは自分で転職と言うアクションを起こした・・・というか起こさざるおえなかったからという結果でもあるが、それにしては自分の実力と隔離しすぎている。

たまたま立ち寄ったパチンコ屋で1000円で確変10連チャンしたような、そんな感触。

 

運と言うものは長くは続かない

最近こんな記事を読んだ。

誰でも運が悪ければ路上生活者になりうる。己の幸運に感謝し、彼の不遇に祈りを唱えたい。 | Books&Apps

ホームレスになってしまった人達をインタビューした記事で、親の介護が必要で退職したら仕事が見つかなくなってしまったり、大手に勤めていたけど、リストラされてしまって、再就職できなかったなんて話だ。

インタビューに出てきた人たちは、社会に馴染めなくて、そういった生活のほうが楽だからというわけではない。

僕たちと同じように、普通に学校に通って、普通に就職して、普通に一生懸命働いてきた人達、普通に人並みの努力してきた人達。

そんな普通に頑張って生きてきた人が、普通の人よりちょっと運が悪かったり、タイミングが悪くて、意図せずそうなってしまったのだ。

僕には他人ごとだとは思えなかったので、自分に置き換えて考えてみる。

もしも、優しい上司が他の部署に異動したり、会社を辞めてしまったりして、新しい上司になったとしよう。

その上司が非常に厳しかったり、パワハラするタイプだったりすると、間違いなく限界がくると思える。

仮に、自分が管理職をやる立場になったとしよう。上司に代わる仕事ができるのだろうか?それは長く会社を務めていればやらざるおえないときが来る。

その時に人をまとめられるほどの力があるのかは・・・わからない。
今の仕事の作業員としては優秀だったとしても、管理職をやる立場で力を発揮できるとは別の話だからだ。

そこそこの規模の会社だから、異動もあり得る話。
全く違う仕事に配属されてしまったとき、ADHDの無能さを存分に発揮してしまうこともあるだろう。

世渡りがヘタクソで不器用な僕は、数年後には仕事を辞めざるおえないような環境におかれるかもれないのだ。

その時、次の仕事が簡単に見つかるとは限らない。
両親が生きているし、貯金もあるからすぐにはホームレスにはならないけど、持ち家はないし、親も裕福ではない。記事にもあるように、仕事・縁・資産が枯渇したとき、そうなる可能性は十分ある。

今、うまくいっていることが幻だったことのように思えるときがくるかもしれない。

 

普通に働けるということは当たり前のことではない

僕は今の会社が4社目だ。年齢も30歳を超えていることもあり、今の仕事を失った場合、次の仕事を見つけることは容易ではないだろう。

もちろんイケメンでモテモテでヒモになれるようなことはない、ただのおっさんなので自分でお金を稼いで生きていくしかないのだ。

そんなことをぼーっと考えていると、一昔前に流行った本、金持ち父さん貧乏父さんをふと思い出した。

金持ち父さん貧乏父さんでは、貧乏父さんの人生はラットレースに例えられていた。
ラットレースというものはいわゆる、ハムスターが回し車で延々と走っているアレのことだ。

SANKO サイレントホイール ゴールデン
SANKO サイレントホイール ゴールデン

貧乏父さんの人生は、一生この回し車のなかで走り続けるハムスターのような人生と例えられていた。
この本を読んだ当時は、貧乏父さんのようになりたくないと思った。でも、今はラットレースに参加できるだけマシなんじゃないかとさえ思える。

発達障害という特性を抱える以上、ラットレースの参加券失うのかわからないのだ。

 

強制セミリタイアをせざるおえなくなる可能性

金持ち父さん、貧乏父さんの本筋は、ラッドレースから抜け出してアーリーリタイアをするために株や不動産等に投資していこうというお話。

アーリーリタイアというのはザックリいうと、不労所得等や莫大な資産を作って早めに仕事を引退してしまおうという、希望に満ちたリタイアだ。

それと似たような言葉で、セミリタイアというものがある。セミリタイアとはそこそこに働きつつ(例えば週三日の夜間警備とか)、足りない部分は、会社以外の収入や貯蓄などで補って生活をするという現実味があるリタイアである。

anond.hatelabo.jp

難易度的にはセミリタイア>>>>>>>アーリーリタイアなのは言うまでもないだろう。アーリーリタイアは相当な博打レベルの投資と、ものすごい努力と勉強をしなければありえない話だ。

だが、セミリタイアなら話が違ってくる。月20万の収入を会社以外から得ることはとても大変なことだが、月数万のなんらかの収入ならどうだろう。頑張ればなんとかなる気がしないだろうか。

実際、趣味の延長でお小遣いを稼いでいる人は実は身近に沢山いるんだけど、みんな金の話はしたがらないから公にでてこない。うまい話は人に教えたくないというのもあるけど。

まぁ、そういった収入がある前提なら、発達障害でも月10数万の警備のバイトをしながら食っていくことは可能だろう。
人によっては、フリーランス等でもなんとかなるかもしれないし、隙間時間にクラウドワークス などで仕事をしてもいい。

気が向いたら1日だけの短期アルバイト をするという手もある。

 

owaterune.hatenablog.com

 

そして、最終手段になるが、オープン就労をするという手がある。
オープン就労というものは、障害者枠で働くという事だ。つまり障害者手帳を取り、発達障害を明かして働くということになる。

普通の仕事(クローズ就労)よりは障害者としての配慮があるため、難しいことは任せられることは少ないだろう。就業時間もきっちりされており、定時に帰れることも多い。

だが、この方法には致命的な欠点がある。プライドというものもそうだが、何よりオープン就労は給料が安い。手取り15万くらいがやっとだろう。

これは障害年金がもらえる前提の給料体系になっているからだが、発達障害は障害年金は貰えることはまずないと考えるべきだ。

通常であれば、オープン就労だけでは、1人で食っていくこともきついが、何らかの副収入があれば話が違ってくる。

障害者の就・転職ならアットジーピー【atGP】

こういった障害者枠用のサービスもあるので、オープン就労ぜざる負えなくなった場合は利用して良い求人を探してもよいだろう。

 

セミリタイアを可能にするために運よく働けているうちに準備しよう

こうしたセミリタイアには何らかの副収入が必要不可欠だが、副収入を得る仕組みというものは2、3日でできるものではない。

コツコツと積み上げてようやく形になるものだ。1か月で100万稼げましたと札束ドヤ顔みたいな写真がデカデカと飾られているような、そんな怪しげな情報商材に騙されてはいけない。

副収入を得るものは、仕事と思えない趣味の延長や興味があるものがいいだろう。というのも発達障害は好きなものには集中出来たり勉強したりできるから、それを利用するのが一番うまくいくはず

金持ち父さんが言いたかった言葉は株や不動産投資をしろ!という事ではない。自分で稼ぐ手段を身につけろということだと思っている。

 

以上、発達障害は会社をクビになってセミリタイアする可能性も視野にいれよう、でした。