ノストラダムスの大予言に学ぶ人は生きるしかないということ
昔、僕は生きている価値が無いなって漠然と思っていた。
思えば、小学生の時の僕はのび太くんのような存在だった。
スポーツはまるでできなかったし、ADHDのせいか忘れ物はしょっちゅうして怒られてたし、勉強はまぁ、可もなく不可もなくだったけど、小学生の頃って勉強できるやつより、スポーツできるやつのが圧倒的に上の階級にいるよね。
それでも、圧倒的に勉強ができて、学年一位みたいな存在なら、すげーってなるけど、僕は150人中75位とかそんな普通ど真ん中の存在で。
つまり、ただの極度の不器用で、運動音痴な落ちこぼれだったわけ。もちろん、ドラえもんは来ない。
ノストラダムスの大予言!はやく来てくれー!
僕が中学生くらいの頃は、世間はノストラダムスの大予言で大騒ぎしていて、よくテレビの特番で、ノストラダムスが7の月どうちゃらこうちゃらみたいな特集がされていた。
ネットはまだまだ、上流貴族の遊びだった時代だったのもあって、今よりずっと閉じられた世界で、今見たらバカみたいな番組も、案外みんな真剣に観ていた記憶がある。
中学生の僕はその特集の度に、「隕石落ちてこないかなー」とか「世界破滅しろ!」とか本気で思っていた。
本当に1999年7の月が楽しみで楽しみで、待ち遠しくて、どうせ人類滅亡するんだから勉強する意味なくね?とかわけわからん理論で宿題やらなかったくらい期待していた。
結果はこのとおりピンピンしてる。
それでも、ノストラダムス大先生でも間違いはある、数か月の狂いはあるかもしれない。1999年7の月が過ぎても、ちょっと期待してた。
でも、結局めっちゃ平和で何も起きなかった。
身近で起きた大きな不幸はペットのカメが脱走してどっか行ってしまったくらい。
ノストラダムスのくそ野郎はただの嘘つきだった。
世の中の落ちこぼれ達は落胆しただろう。
マヤ文明2012年、人類滅亡説
そういえば、こんなんあったね、ってレベルの話になっているけど、ノストラダム大先生の予言が見事に大外れになった後、メディアは次の話題を探した。
それがマヤ文明2012年、人類滅亡説である。
なんだっけ、もう調べるのもメンドクサイから、自分が覚えてるだけの情報になるけど、なんかマヤ歴が2012年までしかないらしくて、そのあと人類滅亡するんじゃね?っていうザックリとした内容だった気がする。
まぁ、でもノストラダムス大先生で煽りすぎたせいか、さすがにこれはあんまり取り上げられなかったね。
さすがの中学生の僕も、2012年とかそんな先のことは分かりませんってレベルだったし。
いつの間にかみんな存在を忘れてしまった滅亡論だった。
結局、ダラダラとこの先も生き残るわけで
まぁ今でいう、非リア充とか、影キャラとかそんな生活をしていた中学~高校時代の僕だったけど、その頃は割と二十歳になる前になんか交通事故かなんかにあって他界するんじゃないかと本気で思っていた。
なんとなく、普通のサラリーマンとして働いているという想像がつかなかった。
それはきっと、自分の能力を子供ながらにして分かっていたからだと思う。
なんだろう、自分の能力の無さが判っているから、破滅願望があったんだろうね。
まぁ思春期のなか、みじめな存在だったら無理もない。可哀そうな過去の僕。
でも二十歳を超えても、三十歳を超えてもこうして、くそみたいなブログを書いているわけだ。
つまり、人は何だかんだでよっぽどのことが起こらない限り、普通に時は流れていくものだと思う。
今の僕は40代のことは、なんとなく想像は出来るけど、50代、60代のことはあまり想像できない。
でもね、10代の頃の僕が働いている自分を想像できなかったのと同じように、50代、60代も想像は出来てないだけで、おそらく普通にやってくるということだ。
それなら、この先を少しでも楽に生きたい
当たり前のことを書いているけど、50代、60代はほぼ間違いなくやってくるだろう。
そして多分、僕は結婚をしない(結婚できない)だろう。とりあえず、そう腹をくくることにした。
でも、50代以降をがむしゃらに働いて生きるのは正直嫌だね。年金をもらえる年になっても働くなんて想像したくない。
その為には、今できることを色々とやることにした。僕みたいなポンコツにはこういったリスクもあるわけだし。
もともと、僕はあまり物欲は無いし、勝手にお金が溜まっていくようなタイプの人間で、投資もちょっとかじっている。インデックスファンドしか買ってないけど。
ドルコスト平均法で積み立てNISAとidecoを毎月限界まで積めば、とりあえず50代60代で働かなくて済むと思う。よくわからん!っていう人に物凄く簡単に言うと、会社員ができる最強クラスの節税と投資だ。
30代から老後のことを考えるのは少し早いというかもしれないけど、その頃から準備していもいい気がする。
うまくやれればもっとはやく引退できるかもしれないし、そうじゃなくとも定年後も働かなきゃいけないなんて最悪すぎるだろ・・・。
どうせこの先も生きるわけだから、せめて老後くらい悠々自適にくらしたいものだ。
以上、ノストラダムスの大予言に学ぶ結局生きるしかないということ、でした。