ADHDがうつにならない為のおまじない
ADHDの人生は苦難の連続で正直辛い。
子供の頃は運動音痴っぷりで馬鹿にされたり、いじめの対象になったり、大人になってからはしょうもないミスで冷たい目線で見られたり。
自分のポンコツっぷりを自覚させられるたびに気分が沈んでいく。
そんなんだからADHDにはうつ病が多い。
そりゃそうだよね。「普通の人に分類されているのに、普通の人と同じことが出来ない」。それって普通の人ではないってことだもん。
他人に否定され、自分自身にも否定され、おかしくならないほうがおかしい。
ADHDはもういっそのこと色々アキラメロン!
まずは、普通であることをアキラメロン!
普通に考えてみよう。
世間一般的に幸せとされる人生。
・そこそこの大学を出て
・そこそこの安定した仕事について
・そこそこの綺麗な嫁 or そこそこのイケメンな旦那と結婚して
・そこそこのかわいい子供が2~3人できて
・そこそこの車に乗って家族で遊びに行ったり
・そこそこのマイホーム建てちゃったり
・そこそこの・・・(略
そこそこ、そこそこってしつこいくらい書いてるけどね。
これ、普通に考えてADHDにとってクッソハードル高い。いや、出来てる人も勿論たくさんいるんだろうけどね。
僕にとってはこんなん無理じゃね?とさえ思える。
でも、僕も開き直る前は普通に憧れたし、勿論今でも憧れはある。
ただこれが「自分に出来て当たり前のことではない」。
これを自分の基準にしてしまうと、きっと心が壊れてしまうと思う。
今回はたまたま運の無い人生だっただけさ
僕たちは運悪く、強制的に「人生をハードモードで産まれてきてしまった」。
ハードモードなんだから、人並みに生きていけたら儲けもの、人様に迷惑をかけなければ別にいいんじゃないだろうか。
そこまで肩を張って生きなくてもいいんじゃないだろうか。
僕の大好きなうすた恭介の漫画、ピューと吹く!ジャガー6巻 114笛でこんなセリフがある。
「宇宙の歴史から見れば ほんの一瞬じゃないか 今回はたまたま運の無い人生だっただけさ」
ピューと吹く!ジャガー コミック 全20巻完結セット (ジャンプ・コミックス)
ギャグ漫画だから別に感動する場面でもなんでもないのだけど、妙にこれがへんな心の支えになっていて、嫌なことに出くわしたときに、「今回はたまたま運の無い人生だっただけさ」っておまじないのように自分に言い聞かせてた。
そう、ADHDなんてものはなりたくてなったわけじゃない。
本当に運が悪かった。ただそれだけなんだから。
まともじゃない人生でも良いんじゃないかな
傍から見れば、 碌なことがない、うつうつとした人生かもしれないけど、マイペースに生きてもいいんじゃないかな。
「俺は普通じゃないんだ・・・」「私はまともじゃないんだ・・・」と思う時があるかもしれない、でもまともじゃないことはずっと前から気づいてたはずだ。
ぼっちな人生にはぼっちな人生なりの趣味に打ち込むとか、色々あるし、結婚しないなら結婚しないで自由の身であるわけだし、フリーターだろうが、無職だろうが生きてる人はたくさんいる。
勿論、人に迷惑をかけない程度には努力するべきだとは思うけど、必要以上に自分を責めても仕方ない。それこそ、うつ病になってしまう。
だから自分が今できる範囲で頑張ればいいと思う。
ネガティブなことでも笑ってネタにできるくらいなそんなADHDに僕はなりたい。