発達障害が無職になる前に準備しておくべきことをまとめてみた
発達障害は本人の好む好まざる問わず、無職になるものだ。
・・・なんか哲学っぽく言ってみたけど、好き好んで無職になる人は殆どいない。
かく言う僕も無職になったのは3回ほど経験済み。
そんなポンコツな僕だが、それなりの回数の無職になってみて同じ無職になる身でも、準備をしているといないとでは雲泥の差があるとこれまでの無職経験で学んできた。
発達障害が「準備しないで無職になるということは熊に素手で挑むようなもの」かもしれない。
自分が今後また無職になる可能性も十分ありうるので、無職になる前に自分が準備した経験談や知っておきたかったことをまとめてみた。
無職になる前に一冊、失業マニュアル的な本を読んではいかが?
無職になる上で色々と得をする方法は実は色々と存在する。
逆に言えば、知らなければ損をする。一方的に。
同じ条件の無職でも「失業保険をもらえる期間がかなり変わってくるし、ハローワークではこちらから聞かなければ基本的に教えてくれない」。
そりゃそうだ、ぶっちゃけ国は無職に余計な金は払いたくないわけで。
なので、失業保険のルールは独学で学ばなければならない。
勿論、今の時代ネットで調べれば色々と記事は出てくるんだけど、情報の密度や判りやすさという点では本には勝てないから。
僕はこの本ではないけど、最初に無職になる前には似たようなマニュアル本を読んだ。
今になって思えばだけど、やっぱり読んでよかったなって。
失業保険の制度だけではなく、人生の身の振り方なんかも載っていて素直に参考になった。
職業訓練校を検討してみるのもありだと思う
まずお金の面。多くの失業保険のサイトやマニュアル本には書いてあることなので、ひじょーに簡単に言うと「失業保険が貰える期間が増える(増える可能性がある)」。
それだけでもかなりお得なんだけど、通ってみた経験談としては、まず久しぶりの学校生活が結構楽しかった。
社会人になって働いていてた後だからか、毎日友達とあって(無職という、同じ境遇のせいか、すぐ打ち解けた)一緒にしゃべりながら飯食ったり、帰り際に麻雀打ったり、仕事を探したり、そんな些細なことが何だかとても嬉しかった。
コースによって応募者が違うので倍率がかなり違うけど、
・プログラマ
・板金/溶接
・ビルメン
・電気工事士
などなど多種多様なコースがあるので、何かしら興味があるものを調べたり、ハローワークで相談してみよう。
発達障害的には選んだコースの仕事が適正があるかどうかを訓練時にある程度だけど、見極められるのもメリットの一つ。
手ごたえがあるなら、その道を選んでみるのもありだし、ポンコツっぷりを発揮してしまったら、他の仕事にすればいいし。
なので、職業訓練校。個人的にはかなりお勧め!
とりあえず転職サイトには登録しておいたほうが良い
すぐに転職活動をする、ちょっとだけ充電期間にする問わず、とりあえずでもメジャーな転職サイトには登録おくべき。
「いい求人にめぐり合うのは、自分がどれだけアンテナを張っているか」次第だったりする。
アンテナというのは、待遇面だけではない、会社の実情や口コミも見て総合的に検討をしておいたほうがいいだろう。
キャリコネには10万件以上の口コミが書かれており、実際、僕が以前勤めていたブラック会社は会社員しか知りえない内情が事細かに書かれて、火のないところに煙は立たないというのは本当だなと思った。
求人を見ないことはそれらを放棄していることだから。
後からこれ応募しておけばよかった・・・なんてことはないようにしておこう。
それにADHDの場合、先延ばし癖問題もある。
夏休みの宿題、最終日までやらなかった人は(まぁ僕なんだけどね)大人になってもし失業保険貰えてるからいいやーとか思って、まともに就活してなかったりする可能性があるわけだ(まぁ僕なんだけどね)。
で、いざ転職サイトに登録すると、「登録作業やレジュメをきっちり書くのが意外と大変だったりする」わけで、下手をするとまた先延ばしをする可能性がある。
だから、気力のあるうちに面倒な登録作業だけでもちゃっちゃとやっておこう。
会社を辞めるときの交渉をできるだけ有利に進めよう
まずはじめに、「会社から辞める人間に有利になることは基本的に教えてくれない」。
なので、具体的に労働者が交渉する必要があるのは、
・会社都合か自己都合か(失業保険的な意味で)
・有休消化(これは本来労働者の権利)
・辞めるタイミング(ボーナス貰ってから辞めたい)
勿論、恩がある会社を辞めるので、穏便に終わらせたいとかであれば、普通に言われるがまま辞めてもいい。
だけど「遠回しに辞めてほしい」とか「あからさまに精神攻撃されて辞めるように追い込まれた」みたいなこともある。とくに発達障害には。
そういった場合、せめて一矢報いたいだろう。
それに現実問題、次の仕事がすぐ決まるとは限らない。少しでもお金があることに越したことはない。
どうせ辞めるならダメ元で「会社都合にしてもらえませんか?」「有休消化させて貰えませんか」と一か八か言ってもいい。
会社も厄介者が辞めてくれるなら・・・と承諾する場合もある。
だけどいざとなると結構勇気が必要なことなので「ボイスレコーダーをおまじない」にしてから話そう。
スマホに標準でついているもので構わないので、精神安定的な意味でお勧め。
めちゃめちゃ高い税金を少しお得にする裏技
無職になって一番ビックリするのは税金の高さ。
ホントね、「人間息をしてるだけでこんなに金かかるのかよ・・・」って思うはず。
で、そんなクッソ高い税金を少しだけお得に払える裏技。後から知ったので、無職の時に知っておきたかった。
特定のクレカからnanacoにチャージすることにより税金をポイントに還元できる。
手順は以下の通り。
- nanacoカードを用意する
- Yahooカード(JCB)・楽天カード(JCB)のどちらかを用意する
- nanacoにクレジットカードからチャージする(翌月にポイントで還元される!)
- セブンイレブンで税金をnanacoで払う
1.nanacoカードを用意する
これはセブンかヨーカドーにいって発行してもらうだけなので、別段問題はないはず。
2.Yahooカード(JCB)を用意する
他のカードでもnanacoへのチャージでポイントが溜まるカードはあるみたいだけど、「このカードがメジャー且つ、還元率が1%と高い」。1%というのは数あるクレカの中ではかなり高還元率の部類だ。
他のカードでもチャージ自体はできるけど、ポイントがつかなかったりする。yahooのYJカードを用意すれば鉄板。ポイントも使いやすいし、何より年会費無料だし。
ただし、「ブランドは必ずJCBを選ぶこと!必ずJCBを選ぶこと!」大事なことなので2回言いました。
何故だかはわからんけど、JCBにしないとポイントはつかないのだ。
ちなみに審査の問題があるので、この件に問わず「クレカは無職になる前に作ること」。
Yahoo! JAPAN(ヤフージャパン)が運営するクレジットカード
3.nanacoにクレジットカードからチャージする
nanaco公式サイトにアクセスし、クレカを登録してチャージする。
やり方は最初は戸惑うかもしれないが、公式サイトに一通り載っているので大丈夫なはず。ただし5万円までがチャージ限度額。
チャージしたポイントは翌月に反映されるはずだ。
4.セブンイレブンで税金をnanacoで払う
納税通知書とnanacoを持って、店員にすみません税金払いたいんですけどーnanacoでと言う。
ちなみにnanacoのチャージ額は5万円までなので、nanacoでの支払いは5万円までなので、5万円以上は現金で払うことになる。
税金はとにかく高いので、1%の還元率でも毎月クレカからnanacoへチャージして払えば結構な額になる。
長くなってしまったのでまとめると
とにかく無職になる前に失業保険のルールは最低限知っておくべき。
これを知らなければ、損することがたくさんある。
転職サイトも早期登録。これを後回しにするとどんどんやる気がなくなる。(経験談)
最後のnanacoチャージの話はおまけだけど、確実に得をすることなので、余裕があったら準備してもいいかもしれない。
ADHDがうつにならない為のおまじない
ADHDの人生は苦難の連続で正直辛い。
子供の頃は運動音痴っぷりで馬鹿にされたり、いじめの対象になったり、大人になってからはしょうもないミスで冷たい目線で見られたり。
自分のポンコツっぷりを自覚させられるたびに気分が沈んでいく。
そんなんだからADHDにはうつ病が多い。
そりゃそうだよね。「普通の人に分類されているのに、普通の人と同じことが出来ない」。それって普通の人ではないってことだもん。
他人に否定され、自分自身にも否定され、おかしくならないほうがおかしい。
ADHDはもういっそのこと色々アキラメロン!
まずは、普通であることをアキラメロン!
普通に考えてみよう。
世間一般的に幸せとされる人生。
・そこそこの大学を出て
・そこそこの安定した仕事について
・そこそこの綺麗な嫁 or そこそこのイケメンな旦那と結婚して
・そこそこのかわいい子供が2~3人できて
・そこそこの車に乗って家族で遊びに行ったり
・そこそこのマイホーム建てちゃったり
・そこそこの・・・(略
そこそこ、そこそこってしつこいくらい書いてるけどね。
これ、普通に考えてADHDにとってクッソハードル高い。いや、出来てる人も勿論たくさんいるんだろうけどね。
僕にとってはこんなん無理じゃね?とさえ思える。
でも、僕も開き直る前は普通に憧れたし、勿論今でも憧れはある。
ただこれが「自分に出来て当たり前のことではない」。
これを自分の基準にしてしまうと、きっと心が壊れてしまうと思う。
今回はたまたま運の無い人生だっただけさ
僕たちは運悪く、強制的に「人生をハードモードで産まれてきてしまった」。
ハードモードなんだから、人並みに生きていけたら儲けもの、人様に迷惑をかけなければ別にいいんじゃないだろうか。
そこまで肩を張って生きなくてもいいんじゃないだろうか。
僕の大好きなうすた恭介の漫画、ピューと吹く!ジャガー6巻 114笛でこんなセリフがある。
「宇宙の歴史から見れば ほんの一瞬じゃないか 今回はたまたま運の無い人生だっただけさ」
ピューと吹く!ジャガー コミック 全20巻完結セット (ジャンプ・コミックス)
ギャグ漫画だから別に感動する場面でもなんでもないのだけど、妙にこれがへんな心の支えになっていて、嫌なことに出くわしたときに、「今回はたまたま運の無い人生だっただけさ」っておまじないのように自分に言い聞かせてた。
そう、ADHDなんてものはなりたくてなったわけじゃない。
本当に運が悪かった。ただそれだけなんだから。
まともじゃない人生でも良いんじゃないかな
傍から見れば、 碌なことがない、うつうつとした人生かもしれないけど、マイペースに生きてもいいんじゃないかな。
「俺は普通じゃないんだ・・・」「私はまともじゃないんだ・・・」と思う時があるかもしれない、でもまともじゃないことはずっと前から気づいてたはずだ。
ぼっちな人生にはぼっちな人生なりの趣味に打ち込むとか、色々あるし、結婚しないなら結婚しないで自由の身であるわけだし、フリーターだろうが、無職だろうが生きてる人はたくさんいる。
勿論、人に迷惑をかけない程度には努力するべきだとは思うけど、必要以上に自分を責めても仕方ない。それこそ、うつ病になってしまう。
だから自分が今できる範囲で頑張ればいいと思う。
ネガティブなことでも笑ってネタにできるくらいなそんなADHDに僕はなりたい。
ADHDって甘えてるだけじゃね?と思われないためにやれること
ADHDはパッと見では普通の人だし、カテゴリ的にも健常者に分類される。
普通の人に分類されている限り、普通のことはできて当たり前。
できて当たり前のことができないと、子供の世界ではいじめられたり、大人の世界では馬鹿にされたり最悪クビになったりする。
「人間は自分には出来ることは他人にも出来ると期待する。」
それはこんなに色々なことがまともにできないポンコツの僕でも同じ。
勿論、自分がこんなだから人に優しくありたいと思ってる。
それでも、自分が優位に立つ場面などでは心のどこかで、これそんなに難しいことかな?とか思う時がある。
そんなこと思わない神様みたいな人も居るのかもしれないけど、大部分の人がそうだと思えるね。
あいつ甘えてんじゃね?やる気ないだけじゃね?
普通の人にとっては当たり前のようにできることも、ADHDにとってはクッソ難しかったりする。
普通の人から見るとそんなのできて当たり前じゃん。っていうことが難しい。
というかもうまともに生きることが難しい。
そして始まるバッシング「甘えるんじゃねーの?やる気ないだけじゃねーの?」
やる気がないわけではなく、頑張ろうともしてるんだけど、空回りしてしまう。
それは発達障害の当事者ならわかることだが、普通の人からしてみたらそりゃもう「やる気のないクズ」に見えてしまうだろう。
だからといって、勿論、「僕、実は発達障害でADHD、注意欠陥多動性障害なんです☆ だから仕方ないんです テヘッ☆彡」なんて言っても大人の世界では許してくれない。
(いや、美少女なら許されるのかもしれないけどね)
というか火に油を注ぐようなもので、そもそも発達障害というものの理解も進んでないし、僕だってどこからが発達障害でどこまでが発達障害なのかの定義もわからない。
ので、絶対カミングアウトはやめておこう。
じゃあどうすればいいのか考える
ケアレスミス系に関しては、工夫次第で補える面もある。
小さなミスを何回も繰り返していると信用を無くす。
甘えてんじゃねーぞマンが産まれないように日ごろから工夫するのが大事だ。
そしてやっぱり、「自分が少しでも興味があることを仕事にするべき」だと思う。
それは消去法で「自分が人並みにできること」でもいいと思う。
やっぱりね、自分がやってて楽しいことって、「その分野に限っては人並み以上の力を発揮しやすい」。
自分が少しでも楽しいと思える仕事なら「興味があることに関しては勝手に頑張る」のが発達障害の特徴の一つだ。
どうせ自分がコントロールできないのなら、勝手に頑張らせる環境に身を置けばいい。理想論だけど。
僕がADHDで甘えだと思うことは「妥協して全く興味がなく経験もない仕事に就くこと」だと思う。なぜなら大抵失敗するから。
全く興味がない且つ、経験もない仕事で普通の人たちと勝負するということはこれくらい差があることだと思う。
いや、これはさすがに大げさかもしれないけど、かなりリスクが高いと思う。
勿論その仕事が人並みにできれば構わないけど、全く興味がない時点でそれまで避けてた分野である可能性が高い。
その仕事をしてホントに大丈夫なのか、一度考えよう。
ADHDとお金の管理の話「定額課金に気をつけろ」
ADHD傾向の人はお金の管理ができない人が多いと言われてる。
計画性がないとか衝動買いが多いとかコレクター気質があるとか。
僕は言うと、自分で言うのもあれだけど、あまり無駄遣いするタイプではない。
もともと高級志向みたいなものもないし、どちらかと言えば、コスパが優れるものを買ってニヤニヤするタイプなのだ。
別に節約志向というわけでもないのだが、いわゆるローン地獄に陥ったりしたことは今のところないだろうし、多分今後もないと思う。
だけど、昔から忘れがちなのは年会費とか月額課金とかの定額課金が発生するタイプの管理だ。
この手の管理は本当に苦手で、忘れていると延々と無駄金を払うことが痛い。
覚えてる時点で使わなくなったらすぐに解約すればいいのに、ADHDの先延ばし傾向もあるのだろう。
自分への戒めも込めて、今まで無駄金を払ってしまっていたものをまとめてみた。
いままで無駄金を払ってしまったことがある商品達
・月額課金制の会員サイト
・ウィルス対策ソフトの年会費
・クレジットカード年会費
他にも沢山あったような気もしたのだが・・・上二つ、月額課金制の会員サイトについてはまぁまずは「基本的に明細は定期的に必ず見ようよ!」という話。
僕はあんまり明細見ない傾向があったので、忘れたころに見て、この課金なんだっけ?というのが多々あった。
まず、月額課金サイト、古くは着メロサイトとかその辺まで遡るけど、最近では「PSPlus」で半年以上無駄金(トータル6000円くらい)を垂れ流してしまった。
ゲーム興味ない人はスルーして構わないけど、PSPlusというサービスはPS4でオンラインゲームの機能を使う場合ほぼ必須。
これがやっかいで毎日ゲームやるようなヘビーユーザだと課金しっぱなしでもいいのだが、たまーにゲームをやる人間にとってはいちいち月額課金をその期間だけしなくてはならない。(なくても遊べるソフトも多いが、機能が制約されたりする)
なので、稀にソフトを買って遊ぶタイプの僕はついつい忘れてしまい、「何か月もソニーに上納金を収めてしまうことが多々ある」のだ。PS4でゲームをやる人は注意したほうがいい。
ウィルス対策ソフト、これも完全にやらかした。
もう捨ててしまった古いWindowsXPのPCにノートンを入れていたのを忘れてて、2年間くらいずーっと課金されていた。。。(トータル10000円くらい)
そもそもウィルス対策ソフトはWindows7から標準機能でついているので、ノートンは既に使っていなかった。
よっぽどあんなことはこんなことをするユーザーでない限り、普通の人はそれで十分なのだ。
余談だが、ウィルス対策ソフトを有料で使ってる人は一度無料に切り替えられないか検討したほうがいいと思う。固定費の見直しは大事。
定期的にクレジットカードの見直しもしよう
無駄な課金を切るのも大事なんだけど、そもそも使用しているサービスが自分にとってメリットがあるのかを把握するのも大事。
僕が最近見直したのは、三井住友VISAカードとTUSTAYA T-CARD PLUSの2つ。
まず三井住友VISAカード、これは一番最初に入った会社で強制的に作らされた。
銀行一体型のカードで管理はしやすいが、還元率は0.5%、年会費1350円(10年トータル13500円)という、正直三井住友VISAのブランドはいいんだけど、イマイチなスペックのカード。
だけど、碌に他のクレジットカードを調べもしなかった僕はずーっと愛用していた。
1%以上の還元率で年会費無料のカードも沢山あるのに、知らなければ延々に損をしていたところだ。
やっぱり自分が使ってるものの把握って大事。なんでも調べないとダメだ。「無知なことはマジで損」なのだ。
あと、TUSTAYA T-CARD PLUSはネット配信がない時代にレンタルDVDを借りていた頃に作ったカード。
その時はクレカ一体型なら年会費無料ですよーとの甘い言葉で作ったカード、どうやら1年に1回使わないと年会費とられるらしい。というか、古いT-CARDだと5万以上買い物しないと年会費(540円)とられるようになったらしい。
多分3年分(トータル1620円)はとられてる。
そもそも年会費無料だから作ったわけだし、DVDやCDを貸りることもめっきり無くなったし。これも解約。
とはいえTポイントは割とどこでも貯まるので、T-CARD自体はもちたい。
そこで、年会費無料、還元率1%の【YJカード】 に置き換えることにした。
年会費無料で還元率もよいからこれをメインカードにするかも。
ざっと調べただけで3万円は無駄にしている
今までの不要だった・置き換え可能だった定額サービスを振り返ると、判っただけでも3万円は無駄にしてきた。
塵も積もれば山となるとはまさにこのこと。
とにかく明細をちゃんとみること、自分が課金しているサービスの価値を把握することが大事だ。3万円あれば割となんでもできたよ。。。
ADHDの僕はとにかく傘をどこかに忘れる
ふと思ったことがある。ADHDの自覚症状がある人たちで飲み会したらきっと楽しいだろうなと。
人は共感する生き物だから、同じ経験や体験をした話を結構盛り上がる。
例えば子供の頃何が流行ったとか、あそこの飯はうまいよねとか。
普通の人には理解されにくい、というかただのアホの子に思われている可能性すらある僕たちだけど、同じADHD同士ならそのポンコツエピソードも「あるある」「わかるわー」と、「自分だけじゃないんだな」って妙な安心感がでたりするんじゃないかと。
なので、僕自身のポンコツ部分を晒してみようと思う。
ADHDの僕はとにかく傘をどこかに忘れる
とにかく僕はあらゆるところに傘を忘れてきた。今まで犠牲になった傘の数はいったい何本なんだろう。20本はくだらないはずだ。
とりあえず天気が良くなれば大体は傘をもっていたことを忘れてる。
子供の頃はあまりにも傘をなくすので母親に「あんたわざとなくしてるの?」と言われショックだったことを鮮明に覚えている。
ごめんよかーちゃん・・・
悪意がわけじゃないんだ。ただポンコツなだけなんだよ。
と言いたいところだったけど、それはそれで母親に悪いので、「ごめん、今度から気を付けるよ」と言っておいた。まぁまたすぐになくすんだけどね。
ちなみにあまりにも傘をなくすので、「傘をなくすことは普通なこと」だと思い込んでいた。それを身近な人に話したら「え、ふつうはそんなに無くさねーよ」って言われた。普通の注意力がある人はそんなに無くさないのだ。
まぁ会社や学校に忘れてもそれは置き傘になるのでそれは致命的にならない。
しかしどうしても注意しなくてはならない場所がある。
だいたいこのパターンでなくしてきた。
電車の手すり部分に傘をかけてそのまま傘が旅に出てしまう王道パターンである。
電車で座れて寝ちゃったりしてる時も多く、寝ぼけていたり、慌てて電車から出たりとどうしても注意力散漫になるのだ。
最近では一応傘を置く前にインプットしておくことにしてるので以前より無くすということは減った。けど、まぁ100%無くさない自信はない。
僕が至った結論としては「高い傘は買わない」。無くすことを前提で考えることした。もうしょうがない。ダメなものはダメなのだ。
お洒落な高い傘を買って無くさない人ってホントすごいと思う。。。
発達障害は身近に潜んでいる攻撃的な人の餌食になりやすい
世の中良い人ばかりではない。
当たり前のことだけど、運よく周りに恵まれているとそれが当たりまえに感じてしまう。もしかしたら、今、たまたま運がよく周りに恵まれているだけなのかもしれない。
むしろ、僕らはそう考えたほうがいい。
発達障害は環境に適応できないときはトコトンひどい目にあうからだ。
身近に潜んでいるかもしれない攻撃的な人
僕が二社目に入った会社は小さい会社だった。
面接のときには社長と面談をし、第一印象としてはちょっと裏がありそうだけど、基本的には優しそうな人に感じた。
基本的に小さい会社は何でもやらなければならない。新人なら猶更。
入社してから朝一の仕事はコーヒーメーカーをセットする仕事だった。
ある日僕はコーヒー豆を少しだけ零してしまった。
それをたまたま見ていた社長は「こんなこともできないの?」とイキナリ説教モード。
僕以外の同僚がそれと同じことをしても軽く笑われる程度だったと思えた。正直すごい理不尽に思えた。
誰がやっても良い仕事を進んでやっていたのに、ちょっと失敗したらこれかと。
いや、多分これはきっと僕が気にくわないんだ。多分今までずっとそれを隠してきただけに過ぎないんだ。と何となく直感で判った。
世の中には人を叩くことで己の身を守っている人がいる
その社長は弱いものイジメが大好きなんだと思う。
そして、そうやって自分を守ってきた。
その手の人たちは自分より弱いものを見つけそいつを標的にすることにより、自分への批判を向けないようにする。
意図的にやってるわけではないんだろうけども。
こういったタイプは大抵世渡りがうまく、出世していたりする。自分より弱いもの「発達障害」に敏感だ。
人とちょっとした違いを見抜く発達障害キラーと呼べる人種だ。
些細なことでもレッテルを張り叩く対象
それからというもの、僕は些細なことで何かと説教をくらった。
そして恐ろしいのがそれが社長だということ。
瞬く間に社員に僕の悪評が誇張され広がった。
そして、社長以外にも同じタイプの人間が先輩にいた。
この人はまさに思考回路は社長と同じような人で、事実社長とも仲が良かった。というか金魚の糞みたいに見えた。
当然、僕をあらゆる角度から攻撃してきた。
その攻撃方法はすさまじく、「初めて僕がやるような仕事内容を一度だけ説明し、それを僕が極めて正確に先輩に説明できないとネチネチと30分説教」といった正直お前、説教したいだけだろ。といったスーパーパワハラマシーンだった。
周りも明らかにいじめの域なのに見て見ぬふり、人間って怖いね。
精神がおかしくなる前にとっとと辞めることにした
正直ここにいても病むだけだなと思ったので辞めることにした。
社長に「辞めます」と告げたら「そうか・・・残念だね」(ニッコリ笑顔を顔に出さまいと珍妙極まりない顔)と言ったのを今でも忘れない。
ちなみに、ADHDの僕だが、「後にも先にもこんな酷いイジメを受けたのはこの会社だけ」だ。
だからどちらかと言えばこの会社が特別なんだろう。
だが、周りに攻撃的な人がいないとも限らない。そういった人たちの対象は発達障害に向きやすいのも事実。できるだけ目を付けられないよう気を付けよう。
発達障害は過集中を味方につけろ
アスペルガーやADHDは「過集中」という特殊な体質をもっていることが多い。
そもそも「過集中」とはなんぞやと言うと、読んで字のごとく、「過剰に集中」している状態だ。
物事に集中できるってことは注意力散漫なADHDにとっては良いことではないのか?
と思う人もいると思う。確かにそういう面もあるが、メリットばかりではないので、良い面と悪い面を書いていこうと思う。
過集中が発動するとどうなるのか?
簡単に言うと普段のポンコツ状態から人並みかそれ以上のパフォーマンスをもって物事に取り込める。
例えば、読書感想文やレポートをものすごい勢いで終わらせることができる。とか。
プログラミングをものすごい勢いで書くことができる。とか。
少年漫画やライトノベルなんかでよく普段はダメダメな主人公が覚醒してものすごいことがアレの現実的な感じの能力だ。
もちろん人によってパフォーマンスに差がでると思うが、ある種のスイッチみたいなものがあるのは僕の経験談として確かだ。
基本的に興味がある分野でしか過集中は発動しない
そもそも、この能力は残念ながら自分の興味がある分野でしか発動しない。
例えば、英語を学ぶ時に第一印象的にあんまり得意じゃないけど頑張ろうとか・・・うまくは言えないが、無理やり頑張ろうとしてる状態なんかではまずこの能力は発揮されないと思う。
要するに自分が苦手とされる分野、興味がない分野には全く意味がない。というか、元の人間性能もあると思うが、殆ど集中力できないので人並み以下となる場合が多い。
自分が好きなものに対しては勝手に発動する
例えばこれが勉強や仕事に利用できれば良いのだが、自分の趣味などにも発動されてしまう。
適度に楽しむ趣味はもちろん良いことだが、例えば大学のレポート期限が迫っているときに、後先考えずにずーっとオンラインゲームにハマっていたりだとか、やらなければならない仕事があるのにひたすら長編漫画を読みふけっていたりだとか。
これはADHDの先延ばしや、計画性の無さもあるかもしれないが、自分をコントロールする術を知らないと趣味に没頭しすぎてやるべきことができなかったりする。
集中しすぎて逆にヤバイ
本当に没頭できる人は飯を食うのを忘れ、トイレにいくことを忘れ、時間が判らなくなり、周りのことが全く分からなくなるくらいに集中できるらしい。
そして人の集中力は無尽蔵にあるわけではないのではなく、ある種の前借りみたいなものであり、通常モードに戻った後のダメージが相当でかいらしい。
僕はそこまでではない。確かに普段より圧倒的に集中はしてるが、飯は食うし、トイレにも行くし、時間が経つのは早いなぁと感じるが、人の声が聞こえなくなるまでは集中できてはいない。
この辺は発達障害でも千差万別なのかもしれない。
過集中のメリットの部分を味方につけろ
発達障害の最大の対策法は自分を知ることだ。
この過集中というある種のスイッチはメリット・デメリットがある。
そのデメリットを理解した上で、メリットを仕事に生かせば武器にもなり得る。
興味がある分野には発動するなら、単純に興味がある仕事に就けばいいんだ。
だからこそ、社会に出る前・社会に出た後も、自分が少しでも興味がある・得意なことがあるどれかを探さなくてはならない。そして興味がある・得意なものがある方向へ進路を取らないといけない。
そういった分野でなければ人並みに働けないのであれば。
僕は学生時代に発達障害なんて言葉自体知らなかったけど、自分は興味がある分野でしか人並みに働けないんだろうなという確信があった。いつか記事に書こうと思う。
追記
先日放送された、金スマで発達障害のピアニストの野田あすかさんの特集があり記事にしてみました。一部過集中についても紹介されていたので、よかったらこちらもどうぞ。